式進行について

仏前結婚式ってどんな感じ?

お寺で結婚式ってどんな感じ?

お寺での結婚式ってイメージが浮かびにくいですよね。

こちらが仏前結婚式の式次第(式の進行表)です。所要時間は約40分となります。

結婚式の要点をご説明いたします。

1:参列者着席

あらかじめ打ち合わせの際、ご提出いただいた表に基づいて、当方で席札をご用意いたします。参列くださるご親族並びに、見学のお客様は、開始5分前には御着席ください。

2:新郎新婦・媒酌人入堂着席

新郎新婦さまは当日少し早めにお越しくださり、リハーサルをお願いしておりますが、いよいよ開式となりました折にはご親族の着席を確認ののち、雅楽の音色にて御入堂いただきます。

なお、入堂ののちは本堂を完全にクローズさせていただき、外部の方はお入りいただけなくなります。

3:司婚者・雄蝶・雌蝶入堂

式進行をつかさどるのは「司婚者」並びに「雄蝶・雌蝶」と呼ばれる僧侶です。

司婚者は円満な婚儀の成立の証人となり、雄蝶並びに雌蝶は式進行の重要なお道具を運ぶのがつとめとなります。

4:開式の辞〜司婚者焼香〜表白文拝読〜勤行

式が始まると、司婚者がまず阿弥陀さまに向かって焼香ののち、本日の結婚式の意義について少し古めかしい文体ですが格調高く読み上げます。

その後、仏弟子の阿難がお釈迦さまのお顔が光顔巍巍(光り輝いて美しいさま)を褒め称えた偈文(うた)にて勤行(おつとめ)をいたします。

5:司婚のことば〜誓いの言葉〜念珠の授与

続いて司婚者は新たに夫婦となられるお二人の前に進み、仏さまの前で結婚を誓う大切さをお伝えいたします。そののち両人の誓いを求め、新郎さまによって「誓いの言葉」を読み上げていただきます。

誓いの言葉の読み上げを受けて「一同来会の諸氏と共に円満なる婚儀の成立を認めます」と司婚者が宣言して婚儀がめでたく成立し、それを記念して念珠の授与を行います。

6:新郎新婦焼香

新郎新婦が最初に行う儀式は「焼香」です。

焼香とは仏前において御香を焚くことで空間を美しい香りで満たし、心静かに手を合わせるための準備の儀式です。そのため、焼香の前には合掌をせず、また焼香を額に当てるといった自分の思いを含めるような所作は行わず、ごく自然に焼香した後、二人で揃って合掌いただきます。

7:夫婦の盃

結婚を見届けた司婚者はここで退出いたします。

引き続いて雄蝶・雌蝶により夫婦の盃をとり行います。両家の親族並びに友人の見守る中、新たな夫婦がそれぞれ盃を交わし会います。

8:親戚の盃〜乾杯

夫婦の盃に引き続いて、雄蝶・雌蝶がそれぞれのご親戚にも盃を注いで回ります。

お開きの直前には全員が揃って乾杯を行い、ともどもに夫婦の新たな門出を祝います。

結婚式がお開きとなりました後に、ご希望によって「親族紹介」・「記念撮影」を行うことも可能です。詳しくはお打ち合わせの際にお尋ねください。